・Read me 06/10/04

このファイルは同梱のスクロール4つの解説テキストです。設定にひと手間かかるので、スクロールを組み込む前に読んでおいて下さい。
[.vrw]ファイルは C:\Program Files\I.MAGIC\VRM4\wizard へ移動してください。
*スプリングポイント系スクロール と この解説テキストは改良版(06.10.04発表)です。

-目次:
+スプリングポイント直線側開通
+スプリングポイント曲線側開通
+スプリングポイント片渡り線
+ポイントを任意のキーで切替える


PointSpringS *

ファイル名:moko_PointSpringS.vrw

タイトル:スプリングポイント直線側開通

所謂「スプリングポイント」に似た動きをセンサーを駆使して再現しよう、というものです。実物のTomix Y字ポイントの動きをシミュレートできます。
このスクロールで実現可能な動作は以下の通り。

<図1-1>
<図1-2>

図中右向きに走る列車はどちらの方向から進入してもポイントが自動で切り替わります。

<図1-3>

常時直線側を開通するので、図中左向きに走る列車は直線方向に進入します。
*厳密には、常時直線方向を開通するのではなく、ポイント根元に設置されたセンサーが反応したときにポイントレールを直線側に切り替えています。

<図1-4>

ウィザードを開始する前に必要な部品を用意してください:ポイントレール1つと、センサー3つが必要です。
各部品は図1-4のような感じに設置してください。センサーはポイントレール上に置かないで下さい。
センサーの選択を3回迫られます。"ポイントの根元のセンサー"は、図中赤色のセンサーを指します。
"ポイント直線側のセンサー"は同青色。"ポイント曲線側のセンサー"は黄色です。各部品にユニーク且つ覚えやすい名称をつけておくと返答が簡単です。
ポイントレールとポイント根元のセンサーは、部品選択後にもう一度同じものを選択するように迫られますので、指示に従って選択して下さい。




PointSpringC *

ファイル名:moko_PointSpringC.vrw

タイトル:スプリングポイント曲線側開通

スプリングポイントで常に曲線側を開通しているタイプで、直線版をベースとしており仕様はほぼ同じです。
概ね察しがつくと思いますが、動作が反転するので図1-3中の左向きに走る列車が曲線方向に進入するようになります。

<図2-1>

ウィザードを開始する前に必要な部品を用意してください:ポイントレール1つと、センサー3つが必要です。
各部品を図2-1のような感じに設置してください。センサーはポイントレール上に置かないで下さい。
(図が逆転してるだけで直線版と何等変わりがありません。)
センサーの選択を3回迫られます。"ポイントの根元のセンサー"は、図中赤色のセンサーを指します。
"ポイント直線側のセンサー"は同青色。"ポイント曲線側のセンサー"は黄色です。各部品にユニーク且つ覚えやすい名称をつけておくと返答が簡単です。
ポイントレールとポイント根元のセンサーは、部品選択後にもう一度同じものを選択するように迫られますので、指示に従って選択して下さい。




PointSpringCorosen *

ファイル名:moko_PointSpringCorosen.vrw

タイトル:スプリングポイント片渡り線

スプリングポイントを使用した片渡り線です。路面電車の線路では結構見れるんじゃないでしょうか。
複線の本線を逆走するとこの渡り線により転線するというもので、途中駅で折り返すときに使われたりします。

<図3-1>

左分岐の渡り線の場合、左側通行が正方向となります。(日本の鉄道は大体そうです。)この場合は直線方向に進みます。

<図3-2>

逆方向に走る(右側通行)と、ポイントが曲線側を開通するので転線して正方向に戻されます。

<図3-3>

ウィザードを開始する前に必要な部品を用意してください:ポイントレール2つと、センサー4つが必要です。
各部品を図3-3のような感じに設置してください。センサーはポイントレール上に置かないで下さい。
センサーの選択を4回迫られます。"ポイントの根元のセンサー"は、図中赤色のセンサーを指します。
"ポイント直線側のセンサー"は同青色です。各2つずつ選択しますがそれぞれ内容が同じなので選択順序は関係ありません。(重複しないように!)
各部品にユニーク且つ覚えやすい名称をつけておくと返答が簡単です。
ポイントレールとポイント根元のセンサーは、部品選択後にもう一度同じものを選択するように迫られますので、指示に従って選択して下さい。
質問の識別番号をふってますが、それほど深い意味はありません。




PointKeyChanger *

ファイル名:moko_PointKeyChanger.vrw

タイトル:ポイントを任意のキーで切替える

そのまんまですね。開通方向をキーで切り替えられるようにします。
詳細ウィザードで開始すればビュアー起動後の初期開通方向を指定できます。
また、以上3つのスプリングポイントに組み込めば動作チェックにも利用できます。

<図4-1>

ウィザードを開始する前に必要な部品を用意してください:ポイントレールが1つ必要です。
初期進路を数値で聴かれます。直進(図中青)は"0"、曲進(図中赤)は"1"を指定してください。(この数値はSetPointBranch命令のパラメータを直接指定するものです。)
簡易ウィザードで開始した場合は直進になります。キーを重複させて、片渡り線や待避線で双方を一発で切り替えることも可能です。工夫してお使い下さい。




以上、解説でした。もしバグを発見された場合は拙ブログ「日向車両mini」にコメントを下さい。

by moko